ミステリー・サスペンス・ハードボイルド5

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名短篇、ここにあり (ちくま文庫 き 24-1)
短編集多々ある中で、北村薫、宮部みゆき編の各種アンソロジーはいつも知り得なかった読書世界を見せてくれて興味深いものです。 (「謎のギャラリー」シリーズとか「松本清張短編集」とか。) 今回も目利きの二......
スキップ (新潮文庫)
≪時と人≫シリーズ第1弾。 主人公は千葉の女子高生の一ノ瀬真理子17歳。 舞台は、昭和40年代の初め。一ノ瀬真理子は、運動大会から帰って家でうたた寝した。 ふと気がつくと、夫と17歳の娘がいる42......
北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)
本書は人気作家北村薫の早稲田での文章講義が纏められた一冊。 文章を書くという視点だけではなく、読むという視点からも講義を説く。 文章表現というとついテクニック論になりがちである。 しかし本書では......
名短篇、さらにあり (ちくま文庫 き 24-2)
一番印象深かったのは、岩野泡鳴「ぼんち」である。これは、なんとも形容しがたい作品だ。主人公である『ぼんち』は頭が割れているのである。ラスト近くで医者に「あたまの鉢が砕けて、病人の云う通り、脳味噌が外......
空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
この「私」シリーズはとても好きなのですが、どこに惹かれるかというと、 一人称で語られる日常の中にある、女子大生の視線や心の動きになんとなく どきどきしてしまうところです。 おそらく、こんな女性は実......
玻璃の天
「街の灯」の続編にして、ベッキーさんと英子シリーズ第2弾。 英子はいよいよ女子学習院の中期4年を修了し、後期3年の課程に進む (前期4年、中期4年だから今でいう中3から高1ぐらい)。 当時のおひい......
ターン (新潮文庫)
≪時と人≫シリーズ第2弾。 時と人シリーズの中では、3番目かなぁ。 全体として面白くてぐいぐい引き込まれるんだけれど、タイムパラドックスものはやはり難しいと思う。 タイムパラドックスを使った仕掛けは......
1950年のバックトス
「人生の時間を彩る23篇」とオビにあるとおり、北村薫さんが切り取ったさまざまなシーンが ちりばめられている。 もったいない、もったいないと思いつつも、読むのをやめられずページを繰った。 語り口もさま......
リセット (新潮文庫)
≪時と人≫シリーズ第3弾。 時をテーマにいろいろな描き方に挑戦しているので、シリーズ間の関連は無いので、 「スキップ」「ターン」「リセット」どの作品から読んでも大丈夫。 実際私も「リセット」を一番......
朝霧 (創元推理文庫)
円紫シリーズ。この作品では、「私」は大学を卒業して社会人に なっている。前回の作品とは違って今回の作品には人の死というのは 出てこない。そのことに、ほっとする。「朝霧」の中で語られる 祖父と鈴ちゃん......
夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
他の方も書いていますが、私もシリーズで一番好きです(「秋の花」も好きなのですが、ちょっと悲しすぎるので)。3作品の中でもタイトル作の「夜の蝉」が好きで、2人姉妹の妹である私は、最後の二行を読むと泣き......
覆面作家は二人いる (角川文庫)
かなりの美貌の持ち主で、その上大金持ちの令嬢。新妻千秋の人物像は かなり個性的だ。しかも、内と外では性格ががらりと変わるという ユニークさ♪だが、少々気の弱そうな良介とのコンビは絶妙だ。二人は、 事......
街の灯 (文春文庫)
昭和初期のお嬢様、花村英子が運転手のベッキーさんの力を借りつつ、さまざまな事件、 謎を解いていく連作中編集。 二人で、となると典型的にはホームズとワトソンとなるが、本シリーズの場合、 ちょっと捻っ......
紙魚家崩壊 九つの謎
装丁、インパクトのある『紙魚(しみ)家崩壊』というタイトル、そして北村薫。TVで見て本屋に走り、店頭で見て衝動買いしてしまいました。 何気なく目にした健康雑誌の求人広告がきっかけで就職し、念願の1......
六の宮の姫君 (創元推理文庫)
殺人事件など起こらない。探偵も刑事も登場しない。だが、この作品は 立派なミステリーだ。ただし、異色中の異色だが。「六の宮の姫君」の 作品に対して遺した芥川の言葉の真意は何か?交友関係のあった菊池寛 ......
秋の花 (創元推理文庫)
おなじみの円紫シリーズ。今回の話は、「私」の後輩にまつわる話だ。 真理子と利恵、この二人の後輩は「夜の蝉」の中でもほんの少し顔を出す。 今までも、そしてこれからも一緒だったはずの二人。だが、ある日突......
水に眠る (文春文庫)
帯の惹句によれば「様々な愛の形を描く短編集」 この言葉に、当初、連城三紀彦風のミステリーを想像、期待して読み進めていき、 見事肩透かしを食ってしまった。 いわゆるオチがないのである。なんだかふわ......
七つの黒い夢 (新潮文庫)
期待はずれ、というしかないです。 乙一、恩田陸、北村薫。鉄板の執筆陣で、タイトルからしたらホラーや薄暗い感じの怖めの話やダークな話が詰まったアンソロジーだろうとかなり期待したのだが、、、これがま......
覆面作家の夢の家 (角川文庫)
大きさ12分の1のドールハウスで殺人事件が!被害者は死の直前に ダイイング・メッセージを残していた。「恨」一文字・・・。この文字に 込められた、ドールハウスの作成者の思いとは?表題作を含む3編を収録......
ななつのこ (創元推理文庫)
いろんな読み方ができる本だと思うけれど、「人が死なないミステリー」とか、「日常の中のミステリー」とかいうジャンル立てをしてしまうと、この本の楽しみは減るような気がする。 連作短編で、それぞれの話......
掌の中の小鳥 (創元推理文庫)
1995年の単行本の文庫化。 ゆるやかな連作短篇。身の回りで起きる、日常の不思議を解明していくという、著者得意の手法で、誰にでも楽しめる一冊。他愛もない謎ばかりだが、はっとさせられる結末が心地よ......
ガラスの麒麟 (講談社文庫)
美しく聡明で“小さな貴婦人”と称せられた 女子高生・安藤麻衣子が通り魔に殺された。 そんな麻衣子を不在の中心として、彼女のわずか17年間の生の軌跡と死の 真実を複数の語り手の視点から光を当て、浮き......
月曜日の水玉模様 (集英社文庫)
小田急線町田から千代田線二重橋前まで通うOL陶子。誰の周りでも起こりそうな些細な事件に巻き込まれていく陶子。途中で明らかになる悲しい生い立ち。でも土曜日と日曜日で少し救われた気持ちになります。全体的......
魔法飛行 (創元推理文庫)
『ななつのこ』に続く、「駒子さんシリーズ」第2作。 それなりに面白い本だとは思うのだが、前作ほどには心が動かなかった。つくづく続編とは難しいものだ。 この『魔法飛行』は、前作『ななつのこ』に......
いちばん初めにあった海 (角川文庫)
1996年に出た単行本の文庫化。 「いちばん初めにあった海」と「化石の樹」の2本の中篇が収められている。 著者の4冊目の作品である。 いかにも加納さんっぽい物語に仕上がっている。強烈な毒が含......
不条理な殺人
1996-98年に『小説non』に掲載された短編ミステリ10篇を集めたもの。執筆しているのは有栖川有栖、恩田陸、加納朋子、倉知淳、近藤史恵、柴田よしき、西澤保彦、法月綸太郎、若竹七海。 出来映えは......
ささらさや
優しい語り口で語られるので安心して読んでいると、ふいに厳しい現実が垣間見えてドキッとさせられる、そんな作家だ。それでも読後感がいいのは、ご本人が人間に失望していないからだろう。ご夫君の貫井徳郎氏と......
虹の家のアリス (本格ミステリ・マスターズ)
母親の会への嫌がらせ、連続猫殺害事件、花泥棒、赤ちゃん誘拐事件など、 今回の事件も仁木と安梨沙は鮮やかに解決していく。どれも身近にありそうな ことばかりで、人の善意、悪意、思い込んだときの怖さなど、......
ガラスの麒麟
美しく聡明で“小さな貴婦人”と称せられた 女子高生・安藤麻衣子が通り魔に殺された。 そんな麻衣子を不在の中心として、彼女のわずか17年間の生の軌跡と死の 真実を複数の語り手の視点から光を当て、浮き......
ななつのこ
いろんな読み方ができる本だと思うけれど、「人が死なないミステリー」とか、「日常の中のミステリー」とかいうジャンル立てをしてしまうと、この本の楽しみは減るような気がする。 連作短編で、それぞれの話......
いちばん初めにあった海
1996年に出た単行本の文庫化。 「いちばん初めにあった海」と「化石の樹」の2本の中篇が収められている。 著者の4冊目の作品である。 いかにも加納さんっぽい物語に仕上がっている。強烈な毒が含......
掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)
1995年の単行本の文庫化。 ゆるやかな連作短篇。身の回りで起きる、日常の不思議を解明していくという、著者得意の手法で、誰にでも楽しめる一冊。他愛もない謎ばかりだが、はっとさせられる結末が心地よ......
不在証明崩壊(アリバイくずし)―ミステリーアンソロジー (角川文庫)
1996年にカドカワノベルズとして出たものの文庫化。 8人の推理作家が、「アリバイ崩し」というテーマで競作している。類似の企画に、密室や誘拐でやったものがあるが、本書はそこそこの出来。大失敗に終......
螺旋階段のアリス
題名のインパクトのみで買ってみたのであまり期待してませんでした。 しかし、これがなかなか面白い。 心にちょっと苦い後味が残ったり、ほんわかさせられたり。 この中で一番の話は「最上階のアリス」です。......
月曜日の水玉模様
小田急線町田から千代田線二重橋前まで通うOL陶子。誰の周りでも起こりそうな些細な事件に巻き込まれていく陶子。途中で明らかになる悲しい生い立ち。でも土曜日と日曜日で少し救われた気持ちになります。全体的......
魔法飛行 (Golden thirteen)
『ななつのこ』に続く、「駒子さんシリーズ」第2作。 それなりに面白い本だとは思うのだが、前作ほどには心が動かなかった。つくづく続編とは難しいものだ。 この『魔法飛行』は、前作『ななつのこ』に......
沙羅は和子の名を呼ぶ
10編の短編からなる短編集。とは言っても、4頁のショートショートのような長さのものから70頁くらいにもなるものもあります。元々の掲載誌が色々と違うのもあって下手すると玉石混淆と言われてもおかしくな......
タンポポの雪が降ってた (文芸シリーズ)
香納諒一というとハードボイルドのイメージが強く、本書も読む前はてっきりハードボイルドだと思っていましたが、心の触れあいを描いた7つの短編集が本書。甘美な恋の思い出と裏切りの痛みを描いた表題作の他、......
炎の影
ここのところ印象に残る長編が少なくなってきている香納諒一だが、かつて『梟の拳』『幻の女』で見せてくれた作品レベルの高さを、いや、何よりも作家としてのスタンスの確かさを、今も期待しない手はないわけで......
孤狼の絆
???5人の作家の書き下ろし作品を収めた短編集。 ???香納諒一の「海鳴りの秋」は中学のころを思い起こす形で、少年と父との危険な冒険をやや感傷的に描いている。父の後姿、父の生きざま、事件に関わった人......
小説推理新人賞受賞作アンソロジー〈1〉 (双葉文庫)
小説推理の新人賞受賞作です。どの作品も、受賞作だけあって、引き締まって、気合の入ったものでした。いろいろな趣向の作品が楽しめます。謎解きやトリックが面白い!というより、ストーリーの面白さ、文体などで......
梟の拳 (講談社文庫)
主人公は元世界チャンピオンのボクサー。 今ではその栄光だけにすがって余生を送るアウトサイダーだ。 ハードボイルドではありがちな設定。 だけど、珍しいのは彼が失明しているということ。 ボクシングが原......
幻の女
第52回日本推理作家協会賞受賞。 この肩書きに引かれて読んで見たものの、途中から物語の展開に だんだん魅力がなくなってきてしまった。 ストーリーが飛躍しすぎている感じ。無理に膨らませすぎ。 また、......
深夜にいる
ぼくは個人的に、香納諒一はとてもいいものを持った作家……と最初から信じて読んでいたので、いつでもこの作家の作品に期待値込みの大甘評を下し続けてきた。 『風熱都市』の頃から比べると、『梟の拳』『ただ......
刹那の街角
どちらかと言えば犯罪者の世界を描くことのほうが多い著者としては、極めて珍しい警察小説という形での連作短編集。同じ捜査課の一人一人に焦点を当てた短編を一作一作読んでいるうちになんとなく捜課全体の人間......
ヨコハマベイ・ブルース
香納氏の作品が大好きで。この作品読んで、その理由の一端がわかったような。それは「女々しいハードボイルド」だから・・・。主人公の元刑事と現在の雇い主の在日コリアン、共に別れた女房に思いを馳せるキャラク......
天使たちの場所 (集英社文庫)
ヴェネツィア、ハワイ、シンガポール…。外国を舞台にした短編6編。どれも男たちの暗く、刹那い、ハードボイルドな短編。短編がうまい作家だけに、どれも外国の空気感が漂う佳作に仕上がっている。次の2作が秀......
風熱都市
香納さんの本は当時の最新作から逆に読んでしまっているので、 ああ昔はこうだったんだなぁとなぜか懐かしい気持ちになって読みました。 時代背景も昔だし、まだ筆も拙いところはあります。 正直、最初はちょっ......
新・里見八犬伝 (下) (角川文庫 (5888))
1983年に公開された映画「里見八犬伝」の原作です。当時10歳だった私はこの作品を観て大感激して勢いでこの本を買いました。子供には過激で難解すぎたのですが、今読み返しても面白いです。映画では表現しき......
新・里見八犬伝 (上) (角川文庫 (5887))
エロいです.とにかく.そしてグロくもあります.そして,オリジナルの『南総里見八犬伝』とは,部分的に登場人物の名前が同じなのことを除くと,あまり関係ありません.私は,滝沢馬琴のリメイク版と認識して読み......
世界で一番ロマンチックな海 (角川文庫)
”ラブレター” 作品最後の「愛という言葉だけが愛じゃない」「あなたの・・・」という言葉が何となく心に沁み入ります。人を「愛する」ことを知った者だけがわかる大人の感情の機微を表している、そんな感じがす......
29歳のクリスマス (新潮文庫)
このドラマがリアルタイムで放送されてた頃、29歳は大人で、大人になれば迷うことも少なくなるだろうと思っていたくらい自分は幼かった。時が経って29歳になった主人公がふと、鏡中の自分を見て、シミとかしわ......
俺たちの旅 (青春編) (角川文庫 (6045))
若い世代からも静かな注目を集めている、70年代放映の人気青春ドラマの小説版。初版発行は85年といささか旧いのですが、以来版を重ね、カバーデザインを替えつつ読まれつづけているようです。いわゆる「学園ド......
俺たちの旅 (恋愛編) (角川文庫 (6104))
「俺旅」ワールドの中ではちょっと異質な、でも憎めない存在だった男・タマが「青春編」のおしまいで退場したあと、この「恋愛編」はいきなりグズ六と紀子さんの結婚までのドタバタからスタート(新婚旅行にグズ六......
俺たちの旅 (出発編) (角川文庫 (6142))
出発と書いてたびだち、である。ドラマも大詰めとなった終盤10話分の中から、鎌田氏自身が脚本に関わった6話分すべてを小説化。前2冊でいくつかカットされた話があったことを考えると、このあたりのエピソード......
変身願望 (ノン・ポシェット)
女性の繊細な心理描写がなく、男性視点の勝手な描写が多く、男性誌に載せた小説という感じでした。鎌田敏夫さんの作品は、読みながら頭の中に映像が浮かび上がってくるが不思議です。女性なら誰にもあるような変身......
金曜日の妻たちへ (〔1〕 下) (角川文庫 (6186))
田園都市線、中央林間を舞台にした3組の夫婦のお話。なんとなくバブリーな頃のお話なので登場人物もトレンディな感じです。読んでいてそんなに疲れなくほのぼの?した感じです...
恋愛会話 (新潮文庫)
男女の会話は、その2人以外は聞くことはないのが普通ですが、この本では、30ぐらいの会話が載っていて、まるで盗み聞く気分で、引きこまれながら(?)読むことができると思います。...
いきはよいよいかえりはこわい (ハルキ・ホラー文庫)
山田太一原作の「異人たちとの夏」を彷彿とさせる、ホラー作品でした。ぜひ、映像化していただきたい作品です。この作品を読む内に、浮かんでくるある事件。渋谷で起こった東電事件を題材に書かれた作品だと思いま......
恋愛前夜―いちどだけ (角川文庫)
一言で現すと恋愛短編集、どのお話も気持ちが分かるなぁと思うものばかり。 すべてがハッピーエンドではないけれど、そこがまたある意味で勉強になり、また歯がゆい気持ちや寂しさに感情移入しちゃうところ。 中......
狐罠 (講談社文庫)
これから北森氏を読む方へ。北森鴻は、実は短編に珠玉の作品が多い。ただ、シリーズものの続編が多いので、これも「緋友禅」など冬狐堂シリーズへの入り口として読んでほしい。はっきり言えば、氏の長編はちょっ......
花の下にて春死なむ (講談社文庫)
初めての北森作品として読みました。物語にグイグイと引き込まれ、とても面白かったです。 4種類の度数の異なるビールが飲めるビアバー『香菜里屋』のマスター工藤が謎解きをする連作ミステリー。 登場人物の個......
メイン・ディッシュ (集英社文庫)
様々な伏線は理解できるけれども、自分の中ではメインではない。やはりもう少し驚くような発想が欲しかった。短編はどこで驚かせるかと言うことに尽きる。その点では、この作品はまだまだ静かなのだ。 まず最初に......
大密室
◆「神は密室」(千街晶之) 「これまで読んできた密室トリックとは違って……まるで世界が、 世界を守るためによってたかって一人の人間を抹消するかのようなもの」 ......
狂乱廿四孝 (角川文庫)
1995年に東京創元社から出た単行本に、未発表短篇「狂斎幽霊画考」を加えて文庫化したもの。 舞台は明治3年の守田座。病気で足を切断した名女形・澤村田之助の復帰公演にからみ、殺人やら放火やらが起こ......
メビウス・レター (講談社文庫)
読む人が限られるだろうなーという作品(・д・)好き嫌いはっきり分かれそう…(・∀・)ぼくはまあ普通におもしろく読めました(・ー・)でも北森氏の作品だったら他のが好きかも(・ω・)プロットを懲りすぎて......
凶笑面―蓮丈那智フィールドファイル〈1〉
私はこの作品の文庫版から北森氏に入ったが、すぐ次に手を出させるだけの筆力があった。那智先生の強力な個性には、同性としてとても惹かれる。上司にはどうかと思うけど(笑)。民俗学についても、詳しい人には......
メイン・ディッシュ
様々な伏線は理解できるけれども、自分の中ではメインではない。やはりもう少し驚くような発想が欲しかった。短編はどこで驚かせるかと言うことに尽きる。その点では、この作品はまだまだ静かなのだ。 まず最初に......
緋友禅―旗師・冬狐堂
北森鴻の作品にはハズレがないので、『狐罠』『狐闇』の両長編の冬狐堂が短篇で活躍する本書も、もちろん面白いです。人が死んだり、陰謀の仕掛け人を探ったりするのですが、どうもミステリーという感じはしません......
狐闇
オールスターキャストということで、 香奈里屋シリーズから流れてきました。 骨董や考古学に詳しくないので ビジュアルなイメージが掴みづらいのですが 結構大胆な展開も好む作家なのですね。 力強い筆致に......
共犯マジック
不幸のみを予言するという占い書フォーチュンブック。本を手にしたその時、歯車は回り始めたのか、狂い始めたのか。昭和の大事件を素材に、いくつもの事件と人とが交錯する連作のミステリ。それぞれの短編が段々と......
金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲
こういったアンソロジーには、あたりはずれがあるものだと思ってました。しかし、ひどいはずれはありませんでしたが、あたりと思えるものもありませんでした。ただ、これはあくまで私の感想です。力を抜いていると......
贋作館事件
ん〜。 オリジナルには勝てないのかなあ。 推理小説において「偶然」に頼った展開は、個人的には嫌いです。 そういう作品が4,5編ありました。 雰囲気は楽しめました。 ...
堕天使殺人事件
良くぞこれだけ皆が皆好き勝手に大風呂敷を広げまくった作品を,まとめたなと言うのが感想。確かに結末に物足りなさを覚える新本格ファンもいるでしょうが,アレ以外どうしようもないでしょう。まあ読んで見れば判......
メビウス・レター
作家のもとに届く、何通もの差出人のわからない手紙。手紙は、過去のある殺人事件の真相を追う過程を綴ったもの。手紙の送り主は誰か、そして意図は。過去の事件に、現在進行形の事件が絡み合い、驚くべき真相を作......
大密室
◆「神は密室」(千街晶之) 「これまで読んできた密室トリックとは違って……まるで世界が、 世界を守るためによってたかって一人の人間を抹消するかのようなもの」 ......
文藝百物語
かなり怖い話からそうでない話まで、いろいろな話が語られています。 興味深いのは、実際に作家達が集まってその場で話ている百話であるということ。自分もそこに参加しているような気分になります。 特に加門先......
血―吸血鬼にまつわる八つの物語 (ハヤカワ文庫JA)
ï??人ã?®ä??å®¶ã??ã??ã??è??ã?...ã?ªã?¿ã?¤ã?-ã?®å?¸è¡?é¬?ã?¢ã??ã??ã??ã?¸ã??ã??ã??ã??ã?£ã??ã?"ã??ã?®ã......
夜叉姫伝〈4〉美影去来の章―魔界都市ブルース (ノン・ポシェット)
…懐かしい。思えば初めて読んだ菊地先生の作品がこの『夜叉姫伝』だった。 そして僕自身が魔界都市に迷い込んだ始まりでもあった。菊地先生が愛してやまない吸血鬼に対する思いに溢れている作品。かなりの長編だ......
夜叉姫伝〈3〉魔都凶変の章―魔界都市ブルース (ノン・ポシェット)
今回もたくさんの血が流れます。凄惨な描写はあまり好きではないのですが、この作品の場合、魔界都市<新宿>という作り物めいた舞台設定と幻想味あふれる描写のおかげで、物語と割り切って読むことが出来ました。......
魔界都市ブルース〈2 哀歌の章〉 (ノン・ノベル―マン・サーチャーシリーズ)
西新宿でせんべい屋を営みながら、副業として人捜し屋をしている美貌の魔人、秋せつらが活躍するマン・サーチャー・シリーズの第二弾です。本書より、魔界都市のレギュラーメンバーである、ドクター・メフィストと......
青春鬼―魔界都市ブルース (ノン・ノベル)
<魔界都市ブルース>でおなじみの魔人達にも青春時代があったことに、とても新鮮な驚きを感じた一冊でした。魔王伝から15年。かのキャラクターも登場し、かつて魔王伝に魅了された人はもちろん、今回はじめてこ......
ホラーを書く! (小学館文庫)
日本人作家のホラー小説好きな人ならば、読んで損は無いでしょう。作家のバックグラウンドや嗜好が垣間見える部分もあり興味深いです。巻末に付いているホラー小説の年表は、なかなか貴重なデータベースだと思いま......
舌づけ (ノン・ポシェット)
本の背に、ホラーとあったので手に取った。これまでは、本は作家への興味で選んでいた。乙一の『夏と花火と私の死体』、重松清の『流星ワゴン』、桐野夏生の『OUT』など、ホラーという意識なしで読んでいた。......
魔殺ノート退魔針スペシャル版 5 (5) (バーズコミックススペシャル)
一巻で針を刺す場所がおかしいと書きました。今回もかなりおかしいです(^^。どの変がおかしいというと、少しネタばれになりますが川のツボとか。川にツボなんてあるんかと思わず本に対して突っ込みを入れてしま......
魔殺ノート退魔針スペシャル版 3 (3)
二巻で主人公はマイペースと書いたが、この巻の最後のほうで自分勝手な人間になってるし、敵が出てきても人任せで逃げるし、しかもあまり主人公でてこないし。いったいこの漫画はどこに行くんだろうかと思う。...
魔殺ノート退魔針スペシャル版 4 (4) (バーズコミックススペシャル)
この漫画はすごい。いろんな趣味の人でも対応できます。グロにエロティックに戦闘にギャグにとあらゆるものが詰め込まれていますしかもちゃんとバランス取れてるし。作者は天才ですね。いろんな趣味をお持ちの方々......
魔殺ノート退魔スペシャル版 2 (2)
この作品の主人公はとにかくすごい。何がすごいかというと、とにかくマイペース?なんです。この巻で新たな敵が現れるんですがその敵に対抗するために変なとこに針刺して一般人驚かすし。どんな場所に針を刺したか......
魔殺ノート退魔針スペシャル版 6 (6) (バーズコミックススペシャル)
今回の面白いところは、主人公のマイペースぶりが久しぶりに発揮された事とか、敵キャラがすごい技を使ったとか。自分的に一番笑ったのがこの敵キャラが使った技なんですが、これはすごい。知りたい人は買いです。...
魔殺ノート退魔針スペシャル版 1 (1)
さすが菊池秀行が原作、というべきか面白さ。物語の切れ方が小説っぽいのはしかたがないがその物語には惹かれるものがある。それをさらに引き立てるのが斉藤岬のこの絵だ。主人公が針を刺す表情といったら、言葉に......
夜叉姫伝〈1〉吸血麗華団の章―魔界都市ブルース (ノン・ポシェット)
この話の見所は、魔界都市<新宿>を訪れた「姫」率いる吸血鬼軍団との死闘です。さすがは吸血鬼に関して造詣の深い著者ゆえに、「姫」に関しては並々ならぬ情熱を感じます。まさに渾身の一作と呼べるでしょう。現......
天使の歌声 (創元推理文庫 M き 4-2)
親子愛。 なのにこのスッキリしないもやもやした読後感は、さすがに北川歩実(笑)。 凡百の親子モノとはちょっと違う、ひねくれた感じがいいです。 短編でも、北川歩実らしいどんでん返しが効いています。デビ......
恋愛函数 (光文社文庫 き 15-1)
デビュー作「僕を殺した女」以来、奇抜な状況設定とアクロバティックな論理展開で読む者を楽しませて来た覆面作家の北川氏。科学に強いのも特徴である。今回は「恋愛の至上到達点は殺人か ?」と言うテーマの由で......
恋愛函数
導入部は面白く読み始められたのだが、途中から複数の登場人物から複数の登場人物への これでもかというほどの「誤解」の嵐が吹き荒れます。 あっちへ行っても誤解、こっちへ行っても誤解、です。非常にややこし......
真実の絆
デビュー作以降、アクロバティックな仕掛けで読者を驚かせる覆面作家の作者が、敢えて老資産家の財産争いと言う手垢にまみれた設定で読者に挑む作品。死期が近づいた資産家が、かつて手放した息子捜しを弁護士に頼......
透明な一日 (創元推理文庫)
作者の作品を読んだのはデビュー作の「僕を殺した女」以来。アクロバティックなその構想には驚いたものった。その時から作者の先端科学志向は表れていた。本作でも「前向性健忘症」という症状の助教授が登場する。......
硝子のドレス (新潮ミステリー倶楽部)
「痩せてさえすれば・・・・」痩せる=美しいという単純な展開はありえないのに雑誌や周囲から、女性は痩せたい願望を植え付けられてしまうこの小説は、エステ会社が主催するヒロインコンテストが舞台痩身がいきす......
舌づけ (ノン・ポシェット)
本の背に、ホラーとあったので手に取った。これまでは、本は作家への興味で選んでいた。乙一の『夏と花火と私の死体』、重松清の『流星ワゴン』、桐野夏生の『OUT』など、ホラーという意識なしで読んでいた。......
金のゆりかご (集英社文庫)
私も北川氏はこれから入ったが、その後、のめり込んだ。内容は前の方が書いてくださったとおりなので省くが、とにかく読ませる。少々いろいろなものを詰め込み過ぎて、ごちゃごちゃする感はあるが、読み終わった......
僕を殺した女 (新潮文庫)
覆面作家北川氏(女史かもしれない)のデビュー作。主人公の「僕」が朝起きてみたら見知らぬ若い「女」になっていた。しかも、時間は5年間未来へスリップして。完全にSF的な設定だが、作者はSF的手法に頼らず......
模造人格 (幻冬舎文庫)
一般的に、人は過去に経験したことやそれに対して感じたことなどから性格が作られてゆく。でも蓄積された記憶全てを否定することになってしまったら?非常に混乱するだろうし、否定された相手を疑いたくなるだろう......
天使の囀り (角川ホラー文庫)
相変わらずよく調べていてとてもリアリティがあった。人間が次々と亡くなっていくときの描写が特にリアルで本当に気持ち悪くなってしまった。最後まで読み応えのある展開で目が離せなかった。アカデミックなリアル......
黒い家 (角川ホラー文庫)
保険金をめぐる犯罪の話。保険業界の裏側や犯罪心理学について詳細に記述されており、興味深く読めました。また保険金犯罪を通して現代の日本人社会の風潮にも鋭く切り込んでいる点、登場人物の心理描写、心理分析......
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)
サバイバルアクションホラーというべきか、設定も展開も割と使い古されたプロットですが、著者らしいディテールの面白さで飽きることなく楽しめます。ただ、こういう終わり方をするのであれば、短編〜中編度のペー......
十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
「天子の囀り」「黒い家」など強い刺激に慣らされてしまうと、 こちらの作品はホラー色は弱めに思うかもしれません。 とはいえ、ドラマチックに盛り上げる構成力や、 著者お得意の学術的な表現は健在。 この......
天使の囀り
相変わらずよく調べていてとてもリアリティがあった。人間が次々と亡くなっていくときの描写が特にリアルで本当に気持ち悪くなってしまった。最後まで読み応えのある展開で目が離せなかった。アカデミックなリアル......
青の炎
なんだろう、僕はこれを読んでいて、もの凄く虚しくなる訳だが、、、何故か?と理由を考え た時、きっとこの青年像に共感できないからだろう。 思うにこの軽薄さっていうのは、ここ20年の時代の流れに則した最......
ISOLA多重人格少女 (Horror comics)
小説をマンガにするのはマンガをノベライズするよりやはり難しいらしい。ある程度仕方のないことではあるが色々なエピソードを削りすぎていて展開が唐突すぎる感じがする。また書いた漫画家の経験の浅さがもろに出......
硝子のハンマー
いやぁ〜、おっかなびっくりなトリックですよね。密室の殺人の謎を解く為、仮説を立てては 検証するの連続で、ハラハラドキドキ感たっぷりで楽しめます。ディテールもしっかりしてい て、有り余る専門知識は知的......
黒い家 (Horror comics)
一番怖くておもしろいとおもった。オススメ☆...
黒い家
保険金をめぐる犯罪の話。保険業界の裏側や犯罪心理学について詳細に記述されており、興味深く読めました。また保険金犯罪を通して現代の日本人社会の風潮にも鋭く切り込んでいる点、登場人物の心理描写、心理分析......
ISOLA―十三番目の人格(ペルソナ)
『黒い家』と遜色ない怖さ。『吉備津の釜』をスパイスとして上手に使っています。イヤな奴を書くのが、本当にうまいですね、作者は…。前半は、よくある多重人格モノなのかと思って、ちょっとがっかりしていました......
映画版 黒い家 (角川ホラー文庫)
この本は原作を読んでからか、映画を見てからでないと恐らく何も意味が分からないまま終わってしまう。原作から削られている部分も多く、主人公の心理描写も分かりづらい。シナリオだけに、やはり読み物として読ん......
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